2011年8月9日火曜日

"フレアーデリス"

よく見かけますよね。この紋様。
何を紋様化させたものなのか?名称は?
ずっと疑問だったんですが。
ホームセンターの文房具コーナーで発見したパンチャーから、この紋様が”フレアーデリス”という紋様であることが判明して、あとはウェブでどんどん検索してみた。

”フレアーデリス”はフランス語の”Fleur De Lis”を英語調に音読してるんですね。
よりフランス語的に読むと”フルール ドゥ リス”って感じ?
英語では”Flower Of Lily”となります。
ウェブで検索するなら”フルール ド リス”のほうがひっかかりやすい。

一般的にはユリの花がモチーフとされているようですが、植物学的な見地ではユリの花でないことが専門家のあいだでは通説となっているようです。
もっとも、紋様を語るのに植物学まで持ち込むのはナンセンスではなかろうかと僕は思うのでありますが。
自然と思いつきやすい形のように思うのですが。
モチーフは後から当てはめられたのではないでしょうかね。



巷に氾濫するフレアーデリスの中でもここまで捻ったフレアーデリスはめずらしいです。
フレアーデリスを逆さまにして「DUB」をあてはめてます。
アパレルメーカー”ダブファクトリー”のロゴ。ダブファクトリーの商品は、例えば、Tシャツひとつ見てもしっかり作りこんでいて、単なるTシャツで終わらせないようなところが好感度高いです。
クリエイタートとしてリスペクトしてます。



フレアーデリスに関する画像をもうひとつ。
アイビー科の植物でその名も”フレアーデリス”。
葉の形が紋様に似ているところから命名されたのでしょうね。





2011年8月8日月曜日

"TLSってなに?"

デコスピもハマっている”TLS”とはどういうスピーカー方式でしょうか?
”TLS”方式のスピーカーはここ10年くらいでオーディオマニアの間に広まった方式ですが、
一般的にはまだまだ知名度の低いスピーカー方式です。
「一方の端が閉じている管の中では波長の1/4で共振が起こる」という現象を利用したスピーカ方式です。
オーソドックスなのは先細りのホーンに吸音材をたっぷり詰め込んだタイプですが、直管や、開口に向かって広がっていくタイプもあります。
有名なのは”PMC”というメーカーですが、BOSEの”ウェーブシステム”なども”TLS的”といってよいと思います。タイムドメイン方式で有名な”Yoshii9"も直管タイプのTLです。自作スピーカーマニアに人気の”TQWT”タイプは開口に向かって広がるタイプのTLです。

音の特徴
  • 超ネアカ・サウンド。
  • タイトで深~い低域。
TLのキャビネット内には、さほど圧力が掛からない性質があって、そのためにスピーカーコーンの振幅がスムーズで、コモリのない明るい音になるみたいです。TLを聴きなれるとバスレフ等の一般的なスピーカーはコモって聴こえてしまいます。
そして、高い次元での正確な低域再現能力こそTLの最大の特徴です。ジャ~~ン。
ただ、より低い低音が出るだけでなく、それらの低音は入力に対して反応の早い良質の低音だということです。
とかく低音の輪郭とは潰れ易いものですが、TLだとクッキリ聴かせてくれますYo~~。
しかも比較的小口径のウーファーで実現できるというのだからアータ!こんなイイ話しがあっていいのでしょうか?!

TLSのデメリット
  • コーンが動き易いために、例えばトランスミュージックのキック(バスドラム)のような一瞬に大きな音圧が立ち上がるような、突発的な音ではコーンが動き過ぎてクリップし易く、パワーを入れ難い。(バスレフや密閉型だとキャビネットの内圧がクッションになってパワーを入れ易い)
クラブ系のドンシャリに代表されるような、音圧で前面にぐいぐい迫ってくるような音(特に低音)ではないので、そういった音に慣れている人には、TLの音(特に低音)はフワフワした印象があるみたい。
音響系というか空間系の音源ならTLにおまかせです。
あとアコースティック系の音源が得意とよく言われています。