2011年12月3日土曜日

" 2.1chPreAmp(オーディオ3Dフィルター)"

カットオフ周波数可変式2.1chプリアンプ(3Dフィルター)
2Mixシグナルからサブウーファー用の信号を生成する回路です。

US製の2.1chアンプモジュールのフィルター回路から学びとらせてもらったぜ。

サブウーファー用のフィルターは2次フィルターを使った作例が多く、これのように3次のフィルターで、しかもカットオフ周波数を可変できるのはめずらしい。
図のうち上が原型で、サレンキー三次ローパスフィルターというらしい。
下のように使われていた。
C4は発振防止用。オペアンプはLM324Nだった。

コピー元の2.1chアンプモジュールでは回路図の定数で使っていた。
43.6Hzから153.9Hzで可変できる。
なるほど、R2とR3の抵抗値を2連ボリュームで一緒に移動させるわけね。



デコスピはR1、2,3を4.3kΩに、2連ボリュームを50kΩに変更して使ってみてます。
その場合で可変範囲は、21.0Hzから168.2Hzになります。
フィルター計算ツール(例えばコレ。)で定数をいじってみるとわかりますが、一次フィルターと2次フィルターそれぞれのFcのからみがムズイです。
上図のフィルター回路をミキサー回路にサンドすれば2.1chプリアンプの出来上がりネ。

入力部のボリュームでウーファーのレベルも調整できる。
可変式のカットオフFと合わせてマッチングできるメインシステムの選択肢が広がる。
「こういった信号処理はデジタルフィルターとか使ってDSPチックにできるようになりたいです。」(by デコスピ )









2011年11月28日月曜日

" Tangband W8-740Pサブウーファー "

ベースグリーンに搭載されたドライバーのデータシートはこちらから見れます。

特徴は強力なマグネットと直径5cmのボイスコイルによる大きなBL値(フォースファクター)。
それとX-max12mmというロングストロークの振動系。
定格が150W(Max 300W)と20cmクラスのドライバーとしては大きめ。
といったところのようです。

TLSの管の断面積はドライバーの制動性が高いほど、小さくできるのですが、
異様にBL値(フォースファクター)の高いW8-740Pだとかなりスピーカー本体のサイズをコンパクトにまとめることができるのです。

ベースグリーンはこのW8-740Pが2つ取り付けられています。
二つのドライバーは背中合わせに取り付けられているので強力に躯体を揺さぶろうとする反動をキャンセルしています。
どうなるかというと・・・・・・腰の入った音になります!

そしてW8-740Pが二つだからベースグリーンのパワーは150W×2で300W!
マックスで600Wで~~す!!ヤッフゥー!


マグネット大きいでしょ!
エッジもビッグロ~ルだよ!!

2011年10月26日水曜日

" Hyper Base Green フィニッッシュ!じゃ~~ん! "

全長1.8m。
直径20cmのドライバーは背中合わせに2つマウントされてる。
Maxで600Wのハイパワーサブウーファー。
TLSの超低域を体感せよ!!
詳細は後日!

2011年10月24日月曜日

" ミックス & スプリッツ "

DecoPAの入力部、2.1chバッファ部の改良をしています。
改良点はトータルボリュームの追加と、OPアンプのグレードアップ、サブウーファープリのローカットフィルターの定数の変更、ミキサーの追加といったところです。

これまでのミーのミキサー回路のOPアンプは”NJM4580DD”を使うことが多かったのですが今回はプロ用スタンダードの”5532”で作り直してみた。
5532は発振し易いみたいな印象があって今まで敬遠してたけど問題なく出来上がったYo-。
最近は失敗続きの電子回路だったからウレシイYo--!

左が試作(モノラル)。
右。成功したのでステレオ用に二つ作ります。

2011年10月14日金曜日

" ハイパーベースGreen 仕上げ中 "

昨日と今日の午前中で凸凹の潰し工程を終えたが、まだ若干潰し切れない部分もあって、もう一度トップコートをスプレーした。
ということはもう2,3日トップコートの硬化待ちだ。
早く仕上げたいという気持ちと裏腹になかなかフィニッッシュできないのがじれったいです。
が、もうあせってもしようがないと諦め気味。
そして今更ながら「艶消し仕上げ」にしたいという欲求もむくむくと湧きあがってきて、
いつ出来上がることやら。
いやいや、来週いっぱいには仕上がるさ。


塗膜の凸凹を潰してトップコート。
つるつるのピカピカです。

2011年10月11日火曜日

" ハイパーベース トップコート "

ハイパーベースに仕上げのクリアーをスプレーした。
普段はラップペイントの後にクリアーコートして研磨で凸凹をなくしてから次のキャンディーに取り掛かるのですが、今回はトップコートで凸凹潰しも兼ねるという荒業。
こういう大きなサイズだとホント研磨が大変なんです。マジ。
一回でも研磨作業減らしたかったんですよ。今回は。
早く完成させたいんですよゥ。あゥあゥ。
左の塗装面に右側の柄を映しこんでみる。
映り込んだ像の輪郭がユラユラしていて塗膜の表面の凸凹が確認できる。
硬化後に研磨して平らにする、ナーバスな作業が待っている。
トップコートに使ったのは日本ペイントNAXマルチ20LXクリヤー。
「LX」は自動車メーカー「レクサス」のこと。こだわりのレクサス車両のトップコートのために開発されたクリヤーで「光沢、肌、乾燥、硬化すべてにスキなし」と高く評価されています。
デコスピもこのLXの塗り肌が大好物です!

2011年10月7日金曜日

"ハイパーベースGreen"


ミドリ色に塗るのは初めてのデコスピ。
うまく塗れるか心配だったけど。

オカジマ塗料のキャンディーベースのグリーンとブルーをアドミラのクリヤーに混合して作ったミドリ色です。
テーマは「森」。
キャンプ場とかで使うときに緑に馴染ませたかったのです。

あとトップコートをスプレーして一旦は完成というところ。
ロゴとかもその内描き込みたいとこですが、とりあえずラウドさせるため早く外に持ち出したいです。

2011年10月5日水曜日

"DecoPAのアンプ"

DecoPAのアンプ構成
DecoPAはメインシステムの右左の2chにサブウーファー1台をプラスした、いわゆる2.1chのシステムです。
ホームユースのオーディオではよくある構成ですが、実はこの2.1ch。PAにも向いているシステムなのです。
低域は方向性がないので右左に分ける必要性が低く、どちらかというと左右の音がクロスオーバーすることによって起こる音質の劣化を避けるためには左右の低音を分けないで一か所から出したほうが音質的に有利なんですね

え~。それではDecoPAのアンプ達の紹介。

2.1ch(3D)プリアンプ
ラックの真ん中にあるツマミの二つ付いた小さい箱が2.1ch用プリアンプ。
DJミキサー等から送られてくる2MIXを1chにまとめ3次ローパスフィルターで低域だけ通してサブウーファー用の信号を作るためのプリアンプで、US製の3D用ウーファーアンプのプリアンプ部のコピーして作ったもの。
この回路はよく使うけどかなり重宝している。
別の基板で、信号を分配するディストレビューター(自作)も組み込んだ。

パラメトリックイコライザー
下の2段はベリンガーのパラメトリックイコライザ「ULTRA-Q PRO」。
試作で4種類のパライコを設計自作してみたけど、ことごとく発振器になってしまう。
ギブアップ!で、ここはベリ様のお世話になりました。
一台は元から持っていたが、もう一台はヤフオクで落とした。
2.1chプリの手前で分岐させた12面体スピーカー用の2MIX信号にイコライザーをかけて12面体スピーカーをコントロールする。
12面体スピーカーは基本的には密閉型なので低域をアンプで持ち上げて使うべきなのです。

パワーアンプ
ラックの上段にはまっているツマミのないケースがパワーアンプ。
ここも自作でいくのにはまだ時間がかかりそうなので、とりあえず安価な完成基板を組み合わせてパワーアンプを作ってみた。作るってほどでもないけど・・・・。


http://www.parts-express.com/pe/showdetl.cfm?Partnumber=320-300 
オーディオマニアにも評価の高いTripathのICを使用した高音質なアンプ基板。
ヒートシンクにノっかってるファンがかわいい。

かわいいいけどこのファンによる冷却効果は大きい。かなり心強い。
コネクターが実装されているので配線がラクチンだよ。
100W×2で一枚$40.00。安すぎる。
確かに安いのは助かるけど、モノには適正な価格があるべきだ。
手放しでは喜べない。

電源はイーター電機のBSE30SA-1Uというスイッチング電源基板。 ↓
出力は30V/5.5Aで約150W。
この電源回路の基板を鑑賞してみると・・・、抵抗だけでもいろんな種類のを使い分けてあるし、それらの抵抗を基板から浮かせている高さもところによってさまざま。しかし、きちんと割り出された高さに浮かせてあるようですし、キャパシタの足元にフェライトビーズ通してあったり、イーター電機のノウハウが凝縮されている基板って感じです。
いつかデコスピもこんな電源回路が作れるようになりたいです。
価格は¥5,680とお手頃な価格。安すぎることなく気持ち良く購入できた。
(標準的な価格帯よりはかなり安いですけどね。)

上記のアンプと電源を2枚ずつ買ってジャンクのケースに実装しました。
パワーアンプの電源がトータルで300Wと、若干心もとない気もしますが、しかし。
電源もアンプも効率のいいスイッチング者ですので、効率の悪い従来の半導体アンプの600wくらいに匹敵すると思う。かなりおおざっぱに言えばですけど。

2011年10月1日土曜日

"汚されたハイパーベース!"

”ハイパーベース”にラップペイント。
ラップは久しぶりだったので勝手をすっかり忘れてしまってた。
ペイントしながらいろいろ思い出して来たけど、少し遅かった。
シルバーと黒をくっきり分けたかったんだけど、マゴツイテしまったせいで結構ハーフトーンのところができてしまっている。
失敗ではないが気になるところ。
来週はこの上にキャンディーグリーンをスプレーする。

この工程で使うペイントはNaxアドミラ。
乾燥するときゅっと塗膜がしまるとこが好き。

2011年9月30日金曜日

"ハイパーベース ペイント中"

DecoPAのサブウーファーを”ハイパーベース”と名付けました。
以後お見知りおきを。

黒い下塗りのまま試聴してた”ハイパーベース”が今日から仕上げ塗装作業に入りました。
まずはメタリックベースをスプレー。
メタリックベースはROCKエースのアストラルメタリックです。
躯体デザインのシャープなイメージとメタリックシルバーのマッチングがすっごいイイムードを醸しだしてるけど、これは悪魔で中塗りにすぎないのね。
これから柄つけたり色付けたりします。
メタリックベースをスプレーして、天日干し中のハイパーベースたん。

2011年9月29日木曜日

"DecoPA リニューアル!"

「久々のDecoPA報告だにゃ~
ちなみに、DecoPAはデコパじゃなくて「デコピーエー」と読むにゃん!
でも最近は「デコパ」でもいいやと思っているにゃ。
12面体スピーカーとTLのサブウーファーで小規模なPAしたいにゃんん!
というデコスピの願望の具現化にゃん。
まだ完全体には遠く及ばにゃいが・・・
少しずつ改良を加え続けてるにゃん!」(デコスピ)


昨年、「初期DecoPA」は12面体スピーカー(130W×2)、サブウーファー(70W×2)と手作りのTDA8920パワーアンプといったキャスティングで試験的に活動をスタートしました。
屋外のイベントで2回のパフォーマンスを経験しましたが、準備の整いきらないという感はぬぐい切れず、両イベントともに中途半端なパフォーマンスに終わってしまいました。

しかし、失敗を糧に新たなる"DecoPA"は、今年も密かに準備を整えていたのです。
ジャーーン

はいチーーズ。。。
なんかこうまとめて写真に撮るとすごいコンパクトで、これでPAやるつもり?って感じでしょ?
うん。うん。でもコイツが結構ヤルんですよ。なにげに。たぶん。
とりあえずデコスピんちで鳴らしたときはマックスまで鳴らしきれなかった。
デコスピんちは今時珍しく木枠の窓枠なんですが、ガラスがビリビリ鳴って、
そのあまりのビビリ音にびびらされてボリュームを最大まで出せなかった、という・・・・。
すんごいんスヨ。まじ。
コーンはほとんど動いてなくて。まだまだ余裕。
そういうワケでコイツらの真の実力は未確認。
上の写真撮ってからウーファーは仕上げ塗装のためにバラされた。ので、しばらくは未確認のままだ。

内容をもっと詳しく後日のブログで語るつもりです。

2011年9月21日水曜日

"Peerless P830985でTLSフルレンジスピーカーVol.04"

「生存戦略ゥーー!」
前回製作した”1.0タイプ”の試聴感想です。

TL独特の深い低域は直径6cmという小口径でも健在です。
トーンコントロールで100Hzあたりを5dbくらい軽く持ち上げてやるとイイ感じです。
バスレフの低域ほど前に迫ってくる低音ではないけど、嫌みのない自然な低音で、小口径であることを忘れてしまいます。
ドライバーP830985の優秀な特性を存分に発揮されていると思います。
大きな定格入力と大きめな振幅のおかげでトランスのキックも鳴らし易いのがうれしい。。
周波数特性は高音から低音までスムーズに繋がっている印象。
癖が感じられないというか、癖が感じられないのが反ってデコスピ的には物足りなかったくらい。
もっともデコスピ的っていうのはけっこうゲテモノ的なとこもあるので、一般的にいうならこのドライバーは結構すてきだと思います。
箱鳴り対策も施されていなくって両面テープで貼り合わせだけの脆弱な躯体でも十分試聴を楽しませてくれました。

周波数特性のグラフも一応ありますが、かなりイージーな計測ですので、”だいたいこんな感じ”くらいで。

P830985×TLSフルレンジスピーカー 周波数特性(ニアフィールド)
200Hzくらいからなだらかに減衰してて、丁度サブウーファーともマッチングさせ易いカーブに思える。


PeerlessP830985×TLSフルレンジスピーカー 周波数特性(開口部)
開口部からの音を測定してみると、開口からの低域のピークが125Hzと確認できた。チューニングしたとうりです。
中域の音もれが結構あるのね。

試聴した感想は「かなり満足した。」です。
次は5.0タイプ、つまり開口端面積が閉口端面積の5倍のタイプを作ってみます。





2011年9月15日木曜日

"Peerless P830985でTLSフルレンジスピーカーVol.03"

最初につくったモデルは開口端と閉口端、それぞれの面積が等しいタイプ。以後「1.0タイプ」と呼びます。

断面が内寸で75mm×120mm。で、管の長さが65cmね。
材料の板は大きな荷物の梱包の敷き板に使われていた廃材のMDFボードで、厚みが13mmです。
接着は両面テープで貼り合わせるだけ。データを採ったらバラしますから、必要最小限の手間で作ります。
プランターのスタンドを使って本体を宙に浮かしている。
開口は下。

第一段階。
組み上がった管にドライバーを取り付けて吸音材は詰めない状態でインピーダンスを計測してみます。
ドライバーのFsと管のチューニングがピッタリ合致してます。
インピーダンスを抑え付ける作用がドライバーのインピーダンスピークに割り込むように働いたため、ピークが真っ二つにきれいに分かれています。
しかし吸音材が詰められていないので、管内の反響、共鳴で音は台無しの状態。
なおかつ、インピーダンスピークはきれいに二つに分かれていてもピーク値はさほど低下していませんこれは低域の伸びが少ないってことらしい。
吸音材を詰めて余計な共鳴とインピーダンスピークをおさえこむ必要がありそうです。
見ずらい画面で恐縮です。
黄色?がドライバー単体のインピーダンス特性でそれに重なってる緑色の双子山がTLSのインピーダンス。
上の曲線はTLSの位相特性。














第二段階。
二枚目のグラフは吸音材を30g詰めた状態でのインピーダンス。↓
吸音材の効果で管内の音速が低下したためインピーダンスを抑え付ける作用が低域側にずれ込んでピークのバランスがくずれましたが、ピーク値自体は低下し、ヒアリングしても余計な反響が耳につかなくなりました。
 吸音材の量、30gは適当に決めました。ほんとテキトーですが大きくハズしてしまってることもないと思います・・・・・。



ファイナルアンサー。
吸音材の影響でズレた管のチューニングを管長をきりつめることによって元にもどしてみます。
測定してインピーダンスを確認しながら少しずつ切り詰めていった結果、9cm切り落としたところでチューニングのポイントが元にもどりました。
もともと65cmあった管長は最終的には56cmになりました。
吸音材の影響って結構大きいんですね。

あと位相の変化にもご注目!

黄色のドライバー単体のインピーダンスのピークと緑色のTLSのディップが重なった。
ピークもきれいに抑えられている。
典型的なTLSのインピーダンスカーブっすね。。
位相のカーブも上記二点に比べてスムーズになっているよ。

Martin J.KingのMathCADスプレッドシートを使えば吸音材の影響こみでシュミレーションができるらしいので、このように面倒なことをしなくてもいけるのだけど、デコスピはMathCADがまだ理解できないもので・・・・。
でも実際に切断しながらインピーダンスのカーブが少しずつ変化していく様を観察することは有意義であると実感します。

数式は頼りになるツールですが、本当に大切なのはそこからみちびかれる「物理イメージ」であり、イメージこそは体験することによってより鮮明になりますよね!

2011年9月11日日曜日

"キラキラLED-レベルメーター"

キラキラLEDバーグラフメーター試作中☆
アナログのレベルメーターICでなくマイコンにプログラム書き込んでつくるレベルメーターをウェブで調べながらいろいろ作ってます。
ミニアンプのフロントパネルに組み込む予定です。
写真のような直径5ミリのLEDがド派手に瞬くLEDバーグラフレベルメーターです。
プログラムもののLEDメーターは瞬き方が独特で、細かくチラチラと瞬く様が刺激的。
ついウットリ見つめてしまいます。
LEDの正面から見ると結構まぶしくって、やばいです。

2011年9月8日木曜日

"Peerless P830985でTLSフルレンジスピーカーVol.02"

Fsを測定しまちゅ!
あらかじめエージングを済ませたドライバーのインピーダンスを測定してFsを確認した。
データシートによるFsは101.2Hzだけど、実測値はコレ?!↓
二個のドライバーのうち、一個は125Hz。もう一個が140Hzデス!
データシートと実測のズレは20Hzくらいはありがちだけど、40Hzともなるとイタイタだお。
とりあえず102Hzに近いほうの125Hzにあわせて設計をすすめたいと思うけど、140Hzのほうはどうする?

管の長さと断面積を求めよ!
開口端と閉口端の割合を変えた何種類かの証明モデルを作り実際に聴いて、P830985 ×TLSのイメージをつかみたいと思います。
SL=開口端面積
SO=閉口端面積
この数値をあなたのスピーカー製作の参考にされることはお勧めできません。
ここの数値は不正確です。
9月21 日加筆。
上記の値はMartin J.King氏のTLSアライメントテーブルに従って導き出されましたが、そのメッソドはFsが20Hzから70Hzのドライバーに限定されるらしいです。
ので、本来これらの数値はPeerlessP830985には有効ではないのですが、製作の取っ掛かりとしては十分参考になりうる数値だと思います。
この数値を起点にひたすらカットアンドトライを繰り返すというのが、今のところのデコスピの方法です。

2011年9月6日火曜日

"Peerless P830985 で TLSフルレンジスピーカーVol.01"

デコスピは、小口径フルレンジが好き!です。
具体的にいうなら直径が8cm以下ですが、小さければ小さいほどいいと、思ってます。
小口径を極めたいと思っております。

"Peerless P830985"は6cmクラスのフルレンジスピーカーで、アルミの表面をアノダイズ(陽極処理。補筆参照のこと)し特性を向上させた振動板を採用しています。
上級機の8cmタイプ830987とほとんど同じ外観で、寸法が一回り小さくなっていますが、ボイスコイルは共通の26mmを使用しています。
スムーズで細やかな描写力と歯切れの良いサウンドが特長で、ダンパー背面の空気抜きの間隔も大きく、しっかりした設計のフレームです。センターキャップとボイスコイルは直結され、高音域の拡散性能とレスポンスを向上させています。ネオジウムマグネットの防磁型です。
ポールピースに銅キャップがかぶせてあって、高域にかけてのインピーダンスの上昇がありません。
X-maxが2mmとこのクラスでは長めでストロークに余裕があります。
デコスピがもっとも注目するのは70Wという大きな許容入力です。
許容入力が大きいというは、単純に解釈して、歪に対して有利ってことです
たとえば10Wのパワーを許容入力15Wのスピーカーで受けるより許容入力20Wのスピーカーで受けたほうが歪は小さいですよね。
それにしても、本当に70Wも・・・・。

今回のTLSプロジェクトのターゲットはコイツ!
期待でワクがムネムネ・・・・。

Peerlessのドライバーはいつもダンボールに巻かれて送られてくる。
OEM向けなので箱はないようです。

(2012/3/22補筆)
「アノダイズ」とは簡単にいってアルミに施すメッキのことのようです。「アルマイト」と同義です。耳慣れぬ単語を使いさぞ特別なことやっているよう見せかけるのが得意なオーディオ業界の好みそうな単語です。「アルマイト加工」と言ったほうが、一般的にわかりやすいと思うのですが。
・アルミに防錆性を持たせる。・着色、ヘアーラインなどによる装飾。・硬度を高める。・熱の移動がスムーズ。などの効果があります。

2011年9月5日月曜日

"TLSサブウーファー(W5-1138SM)製作記Vol.6"

参考までに周波数特性の測定結果。
(測定装置がまだ使い始めたばかりのものなので、キャリブレーションが完全ではなく、あくまで参考までにです。)
一枚目のグラフが信号処理しないで鳴らした特性。
二枚目のグラフが3Dバッファを通した特性。設定はカットオフが180Hz。

一枚目はともかく、二枚目の平らなところのない、みごとな三角形の特性には、
「・・・・・・・・・・。」。
受け止めたくない現実。
でも確かに、若干ブーミーかな?と感じていたんだよね。実は。
マッチングさせるメインシステムの特性にもよるだろうけど、3Dバッファのローパスフィルターの定数は変更を検討すべきかな。
どの程度正確に測定できているかという疑問も残ってる。

2011年9月3日土曜日

"TLSサブウーファー(W5-1138SM)製作記Vol.5"

サブウーファーの信号処理は自作の3D(2.1ch)バッファで行っております。
これはデイトンオーディオのSA-25というサブウーファーアンプのバッファ回路のコピーで、カットオフ周波数が60Hzから180Hzの間で可変できます。
ウーファーのゲインも調整できるので、二つのパラメータの調節によっていろんなメインシステムにマッチングさせることができるはずです。

デコスピのいくつかの小型フルレンジシステムと組み合わせて軽く試聴してみました。
ビッグロールの可能性を窺わせる、深いけどタイトで跳ねるようなベースラインを堪能。
出音確認して気持ち落ち着かせてから、測定してみた。

いつもは設計のまえにドライバーのインピーダンスだけ測定して確認しておくのだけど、今回はなんとなくデータシートの情報だけで設計してしまった。
データシートによる最低共振周波数は45Hzだけど、測定してみると62Hzだった。(ドライバーのエージングはあらかじめ施してある。)
イタすぎ~。見過ごせる誤差じゃないよ・・・・。
ちゃんとチューニングできてたら、グラフにみるドライバーのインピーダンスは、ピークが抑え付けられて二つの小さなピークに別れるのですが、測定の結果は高域側に小さなインピーダンスの山が一つできているだけ。
キャラクターとしてみればこのままの性能でも間違いではないのですが(音が悪くなければね。)今は厳密にTLSとしての動作を追及したいと思っているので、今回の結果は失敗です。







2011年8月9日火曜日

"フレアーデリス"

よく見かけますよね。この紋様。
何を紋様化させたものなのか?名称は?
ずっと疑問だったんですが。
ホームセンターの文房具コーナーで発見したパンチャーから、この紋様が”フレアーデリス”という紋様であることが判明して、あとはウェブでどんどん検索してみた。

”フレアーデリス”はフランス語の”Fleur De Lis”を英語調に音読してるんですね。
よりフランス語的に読むと”フルール ドゥ リス”って感じ?
英語では”Flower Of Lily”となります。
ウェブで検索するなら”フルール ド リス”のほうがひっかかりやすい。

一般的にはユリの花がモチーフとされているようですが、植物学的な見地ではユリの花でないことが専門家のあいだでは通説となっているようです。
もっとも、紋様を語るのに植物学まで持ち込むのはナンセンスではなかろうかと僕は思うのでありますが。
自然と思いつきやすい形のように思うのですが。
モチーフは後から当てはめられたのではないでしょうかね。



巷に氾濫するフレアーデリスの中でもここまで捻ったフレアーデリスはめずらしいです。
フレアーデリスを逆さまにして「DUB」をあてはめてます。
アパレルメーカー”ダブファクトリー”のロゴ。ダブファクトリーの商品は、例えば、Tシャツひとつ見てもしっかり作りこんでいて、単なるTシャツで終わらせないようなところが好感度高いです。
クリエイタートとしてリスペクトしてます。



フレアーデリスに関する画像をもうひとつ。
アイビー科の植物でその名も”フレアーデリス”。
葉の形が紋様に似ているところから命名されたのでしょうね。





2011年8月8日月曜日

"TLSってなに?"

デコスピもハマっている”TLS”とはどういうスピーカー方式でしょうか?
”TLS”方式のスピーカーはここ10年くらいでオーディオマニアの間に広まった方式ですが、
一般的にはまだまだ知名度の低いスピーカー方式です。
「一方の端が閉じている管の中では波長の1/4で共振が起こる」という現象を利用したスピーカ方式です。
オーソドックスなのは先細りのホーンに吸音材をたっぷり詰め込んだタイプですが、直管や、開口に向かって広がっていくタイプもあります。
有名なのは”PMC”というメーカーですが、BOSEの”ウェーブシステム”なども”TLS的”といってよいと思います。タイムドメイン方式で有名な”Yoshii9"も直管タイプのTLです。自作スピーカーマニアに人気の”TQWT”タイプは開口に向かって広がるタイプのTLです。

音の特徴
  • 超ネアカ・サウンド。
  • タイトで深~い低域。
TLのキャビネット内には、さほど圧力が掛からない性質があって、そのためにスピーカーコーンの振幅がスムーズで、コモリのない明るい音になるみたいです。TLを聴きなれるとバスレフ等の一般的なスピーカーはコモって聴こえてしまいます。
そして、高い次元での正確な低域再現能力こそTLの最大の特徴です。ジャ~~ン。
ただ、より低い低音が出るだけでなく、それらの低音は入力に対して反応の早い良質の低音だということです。
とかく低音の輪郭とは潰れ易いものですが、TLだとクッキリ聴かせてくれますYo~~。
しかも比較的小口径のウーファーで実現できるというのだからアータ!こんなイイ話しがあっていいのでしょうか?!

TLSのデメリット
  • コーンが動き易いために、例えばトランスミュージックのキック(バスドラム)のような一瞬に大きな音圧が立ち上がるような、突発的な音ではコーンが動き過ぎてクリップし易く、パワーを入れ難い。(バスレフや密閉型だとキャビネットの内圧がクッションになってパワーを入れ易い)
クラブ系のドンシャリに代表されるような、音圧で前面にぐいぐい迫ってくるような音(特に低音)ではないので、そういった音に慣れている人には、TLの音(特に低音)はフワフワした印象があるみたい。
音響系というか空間系の音源ならTLにおまかせです。
あとアコースティック系の音源が得意とよく言われています。

2011年7月16日土曜日

"海の家"

こんにちは、
デコスピ小森田です。

小田急線下北沢駅南口。
南口商店街を王将の方面へまっすぐ進んでいくと、右手にジャークチキンの屋台が見えます。
その奥に、なぜか海の家が!

















これは、フロンティアさんが展開している海の家で、
ただいまデコスピのピンクセルが出張中です!



サーフボードがあって、Tシャツや帽子が並べてあります。
7月に開いたばかりなので、これからどんどん商品も増えるようです。



傘の付いたゆったりベンチもありますので
バーでビールでも飲みながら、デコスピの音チェックしてみてください

週末の夜はかなり遅くまでやっているようです。
探してみてください!


2011年7月7日木曜日

"TLSサブウーファー(W5-1138SM)製作記Vol.4"

接着完了!
で、仕上げ塗装の前にドライバー取り付けて試聴です。
期待でワクがムネムネです。

ドライバーを取り付ける前に、先端の1/4を残して吸音材を詰め込みます。
吸音材ですが、TLの製作では吸音材を大量に用意するケースが多いのですが、
吸音材として販売されているグラスウール等のマテリアルを使っていてはコストがかさみます。
試作などでは、もっとコストの抑えたいものです。
そこで私がよくお世話になっているのがコレ。

ホームセンター「コーナン」のオリジナル商品で観賞魚水槽用ろ過綿として販売されている「ウール」です。
素材はエステルウール。100g入りで¥168-です。安い!

今回はこの「ウール」を一袋、とりあえず詰め込んでおきます。
後々、インピーダンスの測定結果を踏まえながら量を調整していくつもりです。
が、とりあえず早く音を聴いてみたいのですYo-!

2011年6月10日金曜日

"TLSサブウーファー(W5-1138SM)製作記Vol.3"

ピストンモンスター!?
略して”ピスモン”。とでも呼びたくなる。
今回のサブウーファーに採用するドライバー”5W-1138SM”のことである。
ミーがとやかく言うよりも、1500Tbさんの動画見てみて。
すっごいピストンですよね、、、、。
データシートによるとX-max(許容振幅幅)は9.25mm。ということはpeak-peakで1.85cm。
13cmクラスのウーファーなのに2cm近く前後に震動できる・・・・。まじ?
マジですっ!
ぶっといエッジが見るからに異様ですが、このエッジにより長~いX-maxが可能になっているんですね。
TLS方式はドライバのコーンが動き易いので開放的な明るい音が特徴なのですが、
バスドラのような低い周波数で音圧が突出するような音では振幅し過ぎてクリップしやすいという弱点があります。
そういうわけで今回はX-maxの定数を重視したドライバーのチョイス。
振幅に余裕を持たせることによってクリップしにくくする。
ひと目でコイツだと確信した!。
やってくれる筈、ビッグ・ロールよ。

2011年5月26日木曜日

"TLSサブウーファー(W5-1138SM)製作記Vol.2"

徐々にこのスピーカーの全貌が明らかになってきます。
組み立て・接着工程中の写真ですが、外形のみならず、
内部構造もよくわかりますね。

内部構造と言っても空洞で何もありませんが、、、、。
今回は試作なので内部補強はとくに施しませんでした。
TLS方式はキャビの内圧が低いので試作程度なら内部補強は
省いていいでしょう。
完成後は中に吸音材が詰め込まれます。
脚部付近のまるい穴がドライバーの取り付け口です。

脚部を含む全長1.35mの内、ホーン長は1.15mで
断面積は閉口端(ドライバー取り付け部)の195平方cmから
開口端はその1/10にしぼられています。
ホーンのチューニング周波数は45Hz。搭載されるドライバW5-1138SM
のF0に合わせてあります。

より円に近い六角形の断面形状と折りたたみのない直管は、
ホーンとしての、たいへん効率の高い動作が期待できます。

2011年5月21日土曜日

"TLSサブウーファー(W5-1138SM)製作記Vol.1"

スリム六角錐型サブウーファーの脚部の加工。
王冠の図柄を逆さまにしたような形状に仕立てます。

まず自在錐で円をくりぬいて
                                                   



つぎにテーブルソウにスライドテーブルをセッティングして下方から切り込みを入れる。



  もう一方からも切断して
こんな感じになります。









仮組するとこうなる。カッコカワイイ。 
先端がトンガっている。
このままでは欠損しやすい。というか確実に欠損する。
なんとか補強しなければならない。

2011年5月15日日曜日

下北沢で・・・・

こんにちは
デコスピ(小森田)です

今日は久しぶりに、下北沢REGボックスに行きました。
ただいま展示ちゅうでっす!
下北沢お寄りの際はぜひ!



帰りの下北沢南口駅前に・・・
すごい人だかり。
あっ、イチローがいた!




















と、0.5秒位本気で思った自分が嫌になりました。
が、
けっこうおもしろかったです。








この顔が雰囲気でてました。


下北沢駅前のシャッターに当たりながらギリギリボールをキャッチ!してみたり(エアー)
ヒットを打ってみたり(エアー)
最後はユンケルを飲んで、走って去って行きました。

正面はあまり似てない・・・

でも、がんばってるね!